2016年5月26日(木) | by sakai コメントする

山々の緑がまぶしい5月16日(月)京丹波町和知で2016年第2回目の北近畿みらい塾が開催されました。 空模様がやや心配されましたが72名の参加者が道の駅「和、なごみ」に集まりました。江戸時代から和知に伝わり、長い間受け継がれてきた伝統芸能の人形浄瑠璃を鑑賞し、木々の緑が鮮やかで、多くの山野草が芽吹いてきた「わち山野草の森」で草花のお話を聞き、広い園内を散策、さらに、苔玉作りを体験していただくという盛り沢山の内容です。開会前にはあらかじめお願いしてあった、地元の山菜や名物の鮎などを使った大変おいしく、めったにいただけないお弁当をいただきました。その土地の特徴ある食事をいただくこともみらい塾の大きな楽しみの一つです。

まず、四方塾長の挨拶、寺尾京丹後町の歓迎の挨拶のあと、和知人形浄瑠璃会長の大田喜好氏のお話を聞きました。京都府民族無化財に指定された人形浄瑠璃の歴史、後継者が少ない中、地元の人たちの努力で150年の長きに渡って受け継がれてきたこと、「一人使い」という、通常は3人であやつる人形を和知では一人で操ること、使われている人形「頭、かしら」は全国的にも余り残っていない名工「天狗屋久吉」の作であることなどのお話をしていただきました。

大田和知人形浄瑠璃会長のお話

大田和知人形浄瑠璃会長のお話

 

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浄瑠璃、人形遣い、三味線の息の合った人形浄瑠璃

そもそも、人形浄瑠璃を鑑賞するのは初めてでしたが、独特の迫力ある低い音の三味線に合わせ、子供や母親の声色をうまく使いながら物語を語る浄瑠璃、まゆや口、顔の向きや角度をたくみに操る人形遣い、3人の動きがぴったりと合っていて独特の不思議な世界を作り出していました。とてもすばらしいものを見せていただきました。

公演後には客席に降りてきていただき、間近で人形の動かし方、名工「天狗屋久吉」焼き印の入った頭などを見せていただきました。 和知の子供達にも教えているとのこと、多くの伝承者が出てきて欲しいふるさとの伝統芸術です。

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出演の皆さんに人形の使い方、動き方を間近に見せていただきました。

小休止の間には参加していただいていた、福知山在住の女流落語家、桂 三扇さんの話などの飛び入りもありました。続いて、和知山野草の森の山田義法園長から山野草のお話を伺いました。特にこの地方、この時期に咲く、「笹百合」について、育て方や特徴などの話、種をまいても7~8年は咲かない、あまり日当たりの良いところはダメなどの話を伺いました。「わち山野草の森」に移動、2グループに分かれ、山野草の森散策、苔玉作り体験を行いました。 少し雨模様になってきた山野草の森を一つ一つの草花を紹介していただきながらゆっくりと散策しました。 お話の笹百合も静かに花を開いていました。

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苔玉つくり体験

苔玉作りは用意していただいた小さな鉢植えに苔を巻ききれいな苔玉がついた花や植木を丁寧な指導を聞きながら思い思いに作る事ができました。

後半は少し雨も降りましたが、地域の食材をふんだんに使ったお弁当をいただき、伝統芸能をふるさとの自然、を堪能できた一日でした。

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