2011年10月11日(火) | by 横田 コメントする

南丹市の観光素材発掘を始めたとき、

地元の人が「南丹市なんか何にもないんだよ」と言ってました。

 

そうですか、と言いながらも探さねばと頑張っていると

前に取り上げさせて頂いた「男前豆腐店」もあるし、

今回の「庖丁コーディネーター」も最高に面白いんです。

 

なんだよ、あるじゃないか南丹市!!

 

 

そういったわけで、庖丁コーディネーターの廣瀬康二さんのところに

取材にきて、いろいろとお話を伺ってきましたよ。

 

 

なんでしょうね、スクールウォーズの熱血先生を

もう少しマイルドにしたような風貌と、また語り口で、非常に

パワーのある廣瀬さんです。

 

庖丁の切れ味が悪いと、舌に触れる断面の滑らかさの

関係で、美味しさが伝わらなくなってしまうことがある。

 

また、切れ味の悪い庖丁は、野菜などが持つ水分(スープ)を

押しつぶして、まな板の上に出してしまうことによって

旨味が素材そのものから漏れ出てしまい、これも旨味を損ねてしまう。

 

庖丁の切れ味ひとつが、少しの差ではあるものの、

特に素材を生かす料理においては、大きな差となってしまうようです。

 

しかし、確かに凄い知識です。

ただ、それよりも流れるような語り口が、何より素晴らしいです。(笑)

 

廣瀬さんは全国で、庖丁を研ぐことを通じて、ひとりでも多くの人が食の文化に

触れる機会を増やしたいとお考えで、セミナーを精力的にこなしておられます。

 

面白いのは、セミナー参加者には事前に「郵送で庖丁を送ってもらうこと」。

 

庖丁を研ぐ大切さを学ぶにも、実感が出来ないとなかなか伝わらない。

そこで、廣瀬さんは事前に参加者が普段から庖丁をある程度仕立てておき、

当日最後の研磨をすることで完成するように段取りをしておくのです。

 

それで、当日研磨した庖丁が生まれ変わるわけです。

 

「えー。あんなに切れ味悪かったのにっ!!」

「あれー、研ぐとこんなに変わるの!!?」

 

参加者からは驚きの声があがり、感動が生まれます。

既にNHK出演も果たされている廣瀬さん。

 

伝統っていう言葉が、置き去りにされているような最近の世の中なので

廣瀬さんの活動の幅は、逆に大きく広がっていくような予感がしています。

 

南丹が誇るべき、素晴らしい宝だと思いますっ!!

 

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