2016年7月13日(水) | by sakai 第3回北近畿未来塾「鬼の里の町おこし」(福知山市大江町)開催しました はコメントを受け付けていません

去る6月25日(土)2016第3回みらい塾「鬼の里の村おこし」が開催されました。梅雨に入りやや天候が心配でしたが、雨もなく薄日の一日でした。当日午前中にはNPO法人北近畿みらいの総会も開かれ、総勢90名の方々が「日本の鬼の博物館に」に来ていただきました。。

日本の鬼の交流博物館

日本の鬼の交流博物館

四方塾長のあいさつの後、福知山市からの中井幸喜地域振興担当理事の歓迎のあいさつをいただきました。最初の後援は鬼の町おこしを最初から進めてこられ、現在も日本の鬼の交流博物館の名誉館長としてご活躍の村上政市氏の「鬼よりこわい世に鬼と話がしてみたい」と題して講演いただいた。大正6年に発見され、良質のクロム鉄鉱、銅鉱、モリブデン鉱を多く産出し、1,000人を超える人たちが働いていたが、昭和44年に閉山し、多くの人たちが一斉にいなくなってしまった。この街をいかに元気にするかを住民たちが考え、「鬼」をテーマに街づくりに取り組んだ当時の様子を多くの実例を交えてお話いただいた。村上さんを中心に多くの方々の努力で街づくり、村おこしの先駆例として全国的に話題となり、「全国鬼サミット」が毎年開催されるなど鬼伝説、鬼のまちの中心として頑張っている。

村上政市氏の講演

村上政市氏の講演

次に、「大江山元気プロジェクト」の伊田さなえさんが、「まちづくり、とにかく楽しむ、やってみる‐人であふれる賑やかな参道をめざして」と題して、元伊勢神宮の参道をかつての賑わいを取り戻し人であふれさせようと頑張っている活動を紹介していただいた。毎年3月開催される「元伊勢参道マルシェ」は大江町近隣の若い人たち、手作りで様々なものを作っている人たち、街を元気にしたいと活動している人たちがそれぞれのものを持ち寄り、アイデアを出し合い、見事に参道を人であふれさせています。昔参道で売られていたお菓子の復元に取り組んだり、地元の若い落語家を応援したりして生き生きと活動をされています。

伊田さなえ氏の講演

伊田さなえ氏の講演

塩見行雄氏の講演

塩見行雄氏の講演

最後に、日本の鬼の交流博物館長の塩見行雄さんに、大江山鉱山のかつてのお話を詳しい資料を基に話していただき、博物館の多くの鬼にまつわる展示物の説明をしていただきました。

大江山のさわやかな風、そばに流れる清流の涼しげな様子、庭石でも有名な清流の巨大な岩などを眺めて梅雨の合間にさわやかな一日を過ごすことができました。

 

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