私は、過去にいろんな太鼓の演奏を見てきましたが、ここ舞鶴の和太鼓「カムイ」の演奏は、音もパフォーマンスも超かっこ良い。
ここまで指導してこられたのが、和太鼓「楽鼓」の代表、山本巌さん(51才)だ。
山本さんが始めて和太鼓をたたいたのは、舞鶴市字吉野に引っ越してきた29年前のことだった。3年に1度行われる地域の祭りに、子どもの頃から夢だった太鼓をたたくことができ、以来そのおもしろさにはまった。でも、地域の祭りは3年に1度。これでは次の祭りで太鼓をたたく時、また1から教える人が必要になってくる。
それならばと、同じ校区の子どもに太鼓を教え始めた。興味を持った子ども6人からスタートして、どんどん口コミで校区外からも子どもが教わりにきた。そして小学4年から中学3年までのチーム「楽鼓」ができた。
そのうちにお母さん達がはまって、お母さんチームの「和楽」ができ、「楽鼓」を卒業した高校生以上のチーム「カムイ」ができ、そしてお父さんチームの「社」と、今や4つの和太鼓チームへと成長した。
このすべてのチームが一同に集まって「かわら屋」として演奏する和太鼓は、見ていてあきないかっこ良さ。一度演奏を聴いたらきっとファンになる。