第二回北近畿みらい塾が4月19日(土)、香美町村岡 川合山長楽寺 で開催されました。北近畿の豪雪地帯にあり、まだそこここに残雪の残る山の中で、いっぱいに咲き乱れるはずの八重桜はもう少しで、肌寒さも感じる一日でした。テーマは「世界最大級の木造三大仏 ”但馬大仏”」でした。
宮垣副塾長の開講の挨拶のあと、浜上勇人香美町長の歓迎の挨拶、共催の京都北都信用金庫森屋松吉理事長の挨拶をいただきました。最初に、五十嵐啓道住職のやさしい指導のもとに「座禅体験」を行いました。真言宗では禅宗の座禅とはやや異なり、やさしい呼吸、姿勢、気を静める作法で、警策による「ビシッ!」もありません。その後、住職の講話をお聞きしました。1200年前に奈良の大仏建立も成し遂げた高僧、行基によって建立された長楽寺が、度重なる火災や洪水の災害を受けながらもそのたびに復興され、ついには、世界最大、奈良の東大寺の大仏をもしのぐ大きな木造の3つの大仏が建立されたいきさつなどを伺いました。 幾たびの災難を乗り越え、そのたびに立派なお寺になっていった長楽寺の1200年に、何か不思議なパワーを感じ、この寺の不滅の力に感動しました。