北近畿みらい塾の番外編として去る10月11日(土)に「丹波竜を知ろう会」が開催されました。 第5回北近畿みらい塾が丹波竜のふるさと丹波市で「夢とロマンの丹波竜の里」と題して開かれました。第一発見者の村上茂さんの楽しいお話や発見場所の見学など多くの参加者が大変楽しみ、1億1千年前に思いをはせました。この北近畿地方の宝である丹波竜を綾部の子供たちにも知ってもらおうと、NPO法人北近畿みらいが企画しました。綾部市教育委員会の後援、綾部高校の協力によって、とても楽しく、すばらしい会になりました。 まず、全長15mにおよぶ実物大の丹波竜を描こうと、綾部高校美術部にお願いしたところ、美術部の浅田将君と田村奈々さん、美術部顧問の幸田先生がすばらしいアイデア、技術、センスでとてもリアルで迫力のある絵を描いてくれました。
とてもすばらしい絵ができあがり、新聞各紙に取り上げて頂きました。
さて、当日は50人ほどの子供たち、保護者の皆さんが会場の府総合教育研修センターに集まり、第一発見者の村上茂さんのお話を聞きました。 まだ日本が大陸とつながっていた時代に生きていた草食恐竜の化石が平成18年、1億1千年前ぶりに村上さんとお友達の足立さんに発見されました。1個体の恐竜の化石が頭からしっぽまでおそらく死んだときの姿勢そのままの形で発見された、とても珍しいものでした。この化石を詳しく調べた結果、今まで見つかっていない新しい種であることがわかり、今年発表されました。名前を「Tambatitanis amicitiae,丹波竜アミキチアエ、女巨人・友情」と名付けられました。
村上さんはとてもやさしく、恐竜の事を教えて頂き、最初に見つけたときの感動や、その後のおおさわぎされた様子などをたのしく話していただきました。
遠い遠いむかしの地球、日本の様子に思いをはせ、日頃悩んでいることなどちっぽけなこと、もっと前を向いてゆっくり歩いて行こうと思えるた1日でした。