2010年10月05日(火) | by 管理人 【第3回】北近畿各地域の特色 はコメントを受け付けていません

10月の学習会は、各地域代表のお膝元の地域について、それぞれの代表者から発表いただきました。

京丹後市

地理
京都府の最北端に位置
人口
約5.9万人
概要
高級カニ「間人蟹」、特Aの評価「米」など、漁業、農業が盛ん。日本風景街道に指定された海岸線の奇岩をはじめ、科学的、地質学的に大変貴重な地形、地質があり(ジオパーク)、これらの貴重な自然、地質を魅力ある観光資源としてPRを行っている。
丹後は古代より大陸・朝鮮半島との交流が活発で、日本海側最大規模の前方後円墳、羽衣伝説など古代丹後王国を思わせる発展の跡が残されている。京都府内の古墳9000基のうち5000基が丹後にあるとされており、古代遺産の宝庫でもある。

<メモ>

滞在型観光に有効な体験プランも数多くあるが、統括した情報提供が現在は無いように思える。観光協会や関連団体と連携・協力して、充実した体験プラン、体験メニューの増加に向けた資源を掘り起して、統括する拠点と受け入れ体制を確立することが必要。

宮津市

地理
京都府北部に位置し、日本海の若狭湾に面した海園都市。宮津市は与謝野町旧岩滝町を挟んで南北に飛び地になっている珍しい市である。南北を天橋立がつないでいるが、一般車両は天橋立を通れないため、南北間を移動するときは岩滝町内を通過することになる。
人口
約1.9万人
概要
宮津市は京都市・宇治市に次いで第3位の観光地で、2007年度には約267万人が訪れた。また、夏には多くの海水浴客で賑わう。城下町である宮津は、名勝天橋立をひかえ、昔から観光の町として、また、港町として発展し続けている。

与謝郡(与謝野町・伊根町)

地理
与謝野町…京都府北部の丹後半島中部から付け根に位置する。大江山連峰をはじめとする山並みに抱かれ、野田川流域には肥沃な平野が広がり、天橋立を望む阿蘇海へと続いている。
伊根町…は京都府北部、丹後半島の北東部に位置し、周囲の半分が海に面している。
人口
約2.5万人(与謝野2.4万人・伊根0.2万人)
概要
与謝野…「丹後ちりめん」など織物業がさかんに営まれている。
伊根…漁業、観光業が伊根町の基幹的産業となっている。
各家の中に船着き場がある「伊根の舟屋」(重要伝統的建造物群保存地区選定)が有名。映画ロケ地としても使われることが多い。

<メモ>

宮津市は年間約270万人が観光に訪れるが、半分以上が日帰り客(橋立を見たあと城崎に行って泊まるなど)。一方伊根町は約23万人訪れ、半分以上が宿泊客。漁業体験型民宿なども広まってきている。

宿泊数を増やすためには、体験型観光が一番。早朝の日の出、漁、農作業など宿泊しないと体験できないこと、また同時に、宿泊施設も充実させる必要がある。

舞鶴市

地理
舞鶴市は京都府の北部に位置し、市の東、西、南側の三方は山に囲まれ、北側は若狭湾に面している。その最も深く湾入したところが舞鶴湾で、古くから天然の良港として栄えてきた。
人口
約8.8万人
概要
北近畿を代表する港湾都市であり、行政・経済面において中心的な立場を担う。市内東部にある軍港のほか、造船や硝子といった重厚長大産業都市として発展し、舞鶴都市圏を形成している。
市街は大きく二つに分かれており、軍港から発展した東舞鶴と、田辺藩の城下町・商港から発展した西舞鶴から構成されている
交通
交通ネットワークは綾部市と結ぶJR舞鶴線、福井県敦賀市と結ぶJR小浜線、宮津市を経て豊岡市を結ぶKTR宮津線が市内で分岐、連絡しており、また舞鶴若狭自動車道や京都縦貫自動車道、国道27号、175号、178号が市内を走り、さらに北海道との大型高速フェリーが就航するなど、交通の拠点としての位置を占めている。
景勝地
市域の海岸線一帯は、若狭湾国定公園に指定されている景勝地で、海水浴場や釣場などがあるほか、五老岳からの眺望は近畿百景第1位にも選ばれ、たくさんの観光客が訪れる。

(舞鶴市HPより)

赤レンガ、ジャズ、ロケ地、軍港、肉じゃが、海の幸、歴史など観光資源はたくさんある。

<メモ>

一見、東の方が観光資源が多くありそうだが、実は西にもたくさんある。それをこれから掘り起こしていく。

綾部市

地理
綾部市は、京都府の中央からやや北寄りに位置する田園・文化都市。養蚕を地場産業として発展したまちです。由良川が市街地を流れる。
人口
3.6万人
概要
京都縦貫自動車道と舞鶴若狭自動車道が交差する交通の要衝。優れた物流環境にある府営・市営工業団地には、精密機械、薬品、食品、運輸関係など計29社が立地している。加えて、自然環境に恵まれていることもあり、多くの芸術家が市外から移住。陶芸、和紙、染織などの分野で創造性に富んだ活動を展開している。

観光スポットは、国宝「光明寺二王門」、手漉き和紙の里「黒谷」、足利尊氏生誕の地「安国寺」、あやべ温泉、私市円山古墳など。丹波松茸、丹波栗などが特産で、京野菜のみず菜、賀茂なすの栽培も盛ん。

一方、市街地周辺部では過疎・高齢化が課題となっており、平成19年4月には全国に先駆け、いわゆる“限界集落”の活性化を目指す「水源の里条例」を施行。集落での定住や特産品開発などを支援している。(綾部市HPより)

<メモ>
峠復活ブーム。峠マニア、山城マニアがいる。綾部は中丹の中で一番観光客が少ない。中丹は日帰り客28万7000、泊まりが5万3000。

綾部には石窯が個人宅でも割と残っているので石窯マップがあればよい。

キーワードは「平和×里山×ものづくり」。

コカコーラのお茶、「綾鷹」は上林にゆかりがある。

カヌーしに綾部にくる人も多い。→もっとPRしてもよし

グリーンツーリズム、里山民泊も盛ん。

空き家紹介制度、都市部の人の移住促進。

福知山市

地理
京都府北部の丹波地方に位置し、福知山盆地を中心とした平地、それをとり囲む市域面積の大部分を占める山地で構成される。
人口
7.9万人
概要
長田野工業団地が主な福知山の産業になっているが、かつての伝統と歴史を復活させようとする動きが見られ、総合的な学習の時間で学ばせる教育機関などが結成されている。

旧夜久野町役場には子午線が通り、酒呑童子の鬼伝説で知られる大江山や光秀の福知山城などの観光スポットだけでなく、元伊勢の伝承を有する神社や「鉄道のまち」としてSL資料展示館や関連イベントがある。

福知山城の初代城主であったことに加えて明智光秀は善政をしいたことから、明智氏の治世がごくわずかであったのにもかかわらず、福知山市ではいたるところで明智氏や光秀に関連したものやイベントが多数所在する。

市の花は明智氏の家紋であるききょう、福知山音頭にも光秀がうたわれ、福知山観光協会のイメージキャラクターも光秀がモデルとなっているほどである。

<メモ>

福知山は物流の拠点。

課題は、人は来るけどお金を使うところがない。落としたいものがない。観光地の整備・PR不足。

ドラマの舞台にしたい。

観光客の割合は85%が日帰り客を占める。

南丹市―美山

地理
京都府中部の丹波地方に位置する市である。市域は東西に長く、京都府を南北に区切るような形をしている。日本海に注ぐ由良川と太平洋に流れる桂川と末が異なる川を持つ珍しい市である。京都府下では京都市に次ぐ面積を持つ。美山町は豪雪地帯である。由良川源流域は京都大学芦生研究林の広大な自然林が広がる。
人口
3.5万人
概要
茅葺き民家が多く残っており、自然景観と、茅葺き民家がうまく調和して、日本の農村の原風景とも言うべき風情を呈している。また、この集落は、文化庁の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。

<メモ>

高速無料化になって、逆に、美山より上の地域に人が行くようになってしまった。

美山は残存率日本一のかやぶきの里。かやぶきと芦生の森で人は来る。芦生の森では、由良川源流の一滴と流れ着く河川が一同に見える。

・北近畿マラソン→観光名所やまちなかも通る。

・北近畿横断サイクリング。美山→新温泉町まで100kmくらい。宿泊しながら。

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