2015北近畿みらい塾は5月16日、「赤れんが倉庫軍とホフマン窯」をテーマに舞鶴で開催されました。78名の参加者を迎え吉岡博之先生(舞鶴市教育委員会次長)に講演して頂きました。舞鶴市は旧田辺城の城下町だった西地区と、のどかな漁村だった東地区で大きく異なった町でしたが、明治36年海軍の舞鶴工廠が作られ、海軍、赤れんが、引き揚げ船の町として発展していったという舞鶴発展の歴史などについてのお話を伺いました。
その後舞鶴市に提供していただいたバスで、神崎に移動し、ホフマン窯(神崎煉瓦ホフマン式輪窯)を見学しました。ホフマン窯は平成19年近代化産業遺産に指定された、連続してレンガを焼くことが出来る当時最先端の窯です。 長らく放置されていましたが、舞鶴文化教育財団によって修復、保存されています。 財団の高橋てる恵さんの詳しい説明を聞きながら、ユネスコ世界文化遺産に登録されようとして注目を集めている明治の産業遺産に並ぶすばらしい明治の遺産を見せていただきました。
私たち北近畿地域にも長い歴史があり、世界が注目する文化遺産や人々の営みがあることを改めて感じ、これらをもっと広く世界に向けて発信して行きたいと感じた一日でした。
講演いただいた吉岡先生、舞鶴市、舞鶴文化教育財団、そして、遠くからも参加いただいた参加者の皆様に改めて感謝いたします。ありがとうございました。