1月のツーリズム学習会は、関西広域連合から熊谷隆様(京都府商工労働観光部)をお招きして、関西広域連合における観光・ツーリズム施策について学びました。
関西広域連合の概要
関西広域連合は、平成22年12月1日設立。2府5県(滋賀、京都、大阪、和歌山、兵庫、鳥取、徳島)から構成される、府県域を超える広域連合としては全国初の取り組みです。
圏域人口は2090万人。日本最大の地方公共団体ということになります。報道等でも話題になっていますが、府県域を超える広域課題に取り組み、地方分権の突破口を開き、多極分散型の構造に転換することを目指しています。
今後、設立からおおむね3年間で、以下7分野の事業に取り組む計画といいます。
- 広域防災
災害発生時の応援体制強化 - 広域観光・文化振興
海外の観光客向けプロモーション・関西地区の広域観光ルートの設定 - 広域産業振興
関西ワイドの連携によりアジアの中での競争力を高める - 広域医療
ドクターヘリなど、広域救急医療体制の充実 - 広域環境保全
温室効果ガス削減のための広域取組 - 資格試験・免許等
調理師、准看護師など各種試験の一元化により、事務の効率化を目指す - 広域職員研修
広域的な視点を持つ職員を育成し、業務執行能力の向上をはかる
このうち、当NPOに関係の深い広域観光・文化振興分野は、京都府が担うことになるそうです。
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