2011年1月30日(日) | by 管理人 【第6回】関西広域連合における観光施策 はコメントを受け付けていません

1月のツーリズム学習会は、関西広域連合から熊谷隆様(京都府商工労働観光部)をお招きして、関西広域連合における観光・ツーリズム施策について学びました。

関西広域連合の概要

関西広域連合は、平成22年12月1日設立。2府5県(滋賀、京都、大阪、和歌山、兵庫、鳥取、徳島)から構成される、府県域を超える広域連合としては全国初の取り組みです。

圏域人口は2090万人。日本最大の地方公共団体ということになります。報道等でも話題になっていますが、府県域を超える広域課題に取り組み、地方分権の突破口を開き、多極分散型の構造に転換することを目指しています。

今後、設立からおおむね3年間で、以下7分野の事業に取り組む計画といいます。

  1. 広域防災
    災害発生時の応援体制強化
  2. 広域観光・文化振興
    海外の観光客向けプロモーション・関西地区の広域観光ルートの設定
  3. 広域産業振興
    関西ワイドの連携によりアジアの中での競争力を高める
  4. 広域医療
    ドクターヘリなど、広域救急医療体制の充実
  5. 広域環境保全
    温室効果ガス削減のための広域取組
  6. 資格試験・免許等
    調理師、准看護師など各種試験の一元化により、事務の効率化を目指す
  7. 広域職員研修
    広域的な視点を持つ職員を育成し、業務執行能力の向上をはかる

このうち、当NPOに関係の深い広域観光・文化振興分野は、京都府が担うことになるそうです。

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