兵庫県の但馬地域は、日本列島が大陸から離れた頃を学ぶことができる海岸線を抱え、内陸には銀山などを擁する、地質資源の宝庫です。
兵庫県の丹波地域は、氷上回廊として知られる、本州でももっとも低い分水界を擁し、太古から北と南の生物が行き交う生命の回廊でした。
京都府の南丹地域は、かやぶきの里として知られる美山町など、日本の原風景を残す、由良川源流域です。
ジオパークとは、科学的に見て重要で貴重な地質遺産を核にした地質公園。世界遺産と比べて知名度はまだ低いが、単なる保全のための制度ではなく、観光資源として活かすジオツーリズムを通じて、地域社会の活性化を目指した制度というとこ…
本年度最終、7回目となる3月の学習会では、いよいよ北近畿の地域資源の魅力について、地域代表からそれぞれ紹介しつつ、学びました。
特定非営利活動法人情報社会生活研究所。兵庫県の農村部、丹波市に本拠を構えている。発足は2001年、常時接続サービスさえない地域の現状に危機感を抱いた20代から40代の若者が中心になってスタートした「シフトアップ・プロジェ…
農業の六次産業化が言われてひさしい。農産物の生産としての一次産業、加工品として売り出す二次産業、体験農園などサービス業的な分野に乗り出す三次産業、これら三つの側面を足して(あるいは掛け合わせて)、農業を活性化しようという…
美山町は京都府内の町村で一番大きい面積を持ち、ブナ、ナラなどの広葉樹林とスギの針葉樹林が面積の95%を占める山間の町である。三国岳、頭巾山、長老山など、8~900メ-トル級の連山に囲まれ、その山あいを縫うように、由良川の…
その年の祭りではじめて叩いた和太鼓が地域興しになるとは、そのとき思いもしなかった。 山本巌さんが舞鶴市字吉野地区に引っ越したのは、1981年のことである。子どもの頃から太鼓を叩くのが夢だった山本さんだが、その年は、偶然に…
「西宮から丹波に移住してまる6年になりますが、まさかこんな活動をすることになるとは思ってもみなかった」 株式会社田舎元気本舗の村長(代表取締役)こと平野智照さんは、そう言って苦笑した。「そもそも晴耕雨読の田舎暮らしを求め…