‘地域磨きの現場から’ の記事一覧
ジオパークとは、科学的に見て重要で貴重な地質遺産を核にした地質公園。世界遺産と比べて知名度はまだ低いが、単なる保全のための制度ではなく、観光資源として活かすジオツーリズムを通じて、地域社会の活性化を目指した制度というとこ [ 続きを読む ]
特定非営利活動法人情報社会生活研究所。兵庫県の農村部、丹波市に本拠を構えている。発足は2001年、常時接続サービスさえない地域の現状に危機感を抱いた20代から40代の若者が中心になってスタートした「シフトアップ・プロジェ [ 続きを読む ]
農業の六次産業化が言われてひさしい。農産物の生産としての一次産業、加工品として売り出す二次産業、体験農園などサービス業的な分野に乗り出す三次産業、これら三つの側面を足して(あるいは掛け合わせて)、農業を活性化しようという [ 続きを読む ]
美山町は京都府内の町村で一番大きい面積を持ち、ブナ、ナラなどの広葉樹林とスギの針葉樹林が面積の95%を占める山間の町である。三国岳、頭巾山、長老山など、8~900メ-トル級の連山に囲まれ、その山あいを縫うように、由良川の [ 続きを読む ]
その年の祭りではじめて叩いた和太鼓が地域興しになるとは、そのとき思いもしなかった。 山本巌さんが舞鶴市字吉野地区に引っ越したのは、1981年のことである。子どもの頃から太鼓を叩くのが夢だった山本さんだが、その年は、偶然に [ 続きを読む ]
「西宮から丹波に移住してまる6年になりますが、まさかこんな活動をすることになるとは思ってもみなかった」 株式会社田舎元気本舗の村長(代表取締役)こと平野智照さんは、そう言って苦笑した。「そもそも晴耕雨読の田舎暮らしを求め [ 続きを読む ]
梶山季之の経済小説『赤いダイヤ』(1962年、集英社)に、こんな一節がある。 「日本で小豆の生産地といえば、北海道であった。だいたい北海道で、全国総生産額の四割~五割を生産している。しかも本州産小豆と比べると、品質もよか [ 続きを読む ]
今や大学は、単なる高等教育機関ではない。産学連携や、産官学民協働など、その知と資源を社会や地域に開き、市民や住民、企業との協働連携を通じて、社会的イノベーションへの貢献が求められる時代となった。地域づくりに関連して、その [ 続きを読む ]
伊根町と伊根湾 伊根町は、人口約2,600人。丹後半島の東側に位置しており、古くから漁業が栄え、舟屋群や浦島太郎・徐福などの伝説、温泉などの観光資源にも恵まれた町だ。 伊根町では、湾一帯に舟屋の建ち並ぶ伊根湾に伊根(いね [ 続きを読む ]